トヨタが発表した新型「ヴォルツ」は、トヨタとGM(米国ゼネラルモーターズ社)とのコラボレーションにより誕生したスポーツユーティリーティワゴン。アクティブなライフスタイルを志向する若者をターゲットに、SUVテイストのデザインと、走りの楽しさ、ステーションワゴンの機能性を兼ね備える。生産はトヨタとGMの合弁会社である米国のNUMMIで行われ、日本に輸入。20日より、全国のネッツトヨタ店にて販売される。
ヴォルツ(VOLTZ)とはボルト(VOLT:電圧)の造語。エクステリアは、その頭文字である「V」をモチーフとした個性的なフロントグリル、クーペをイメージされるサイドビューなど、SUVテイストの力強さとクーペのスポーティさをあわせ持つアグレッシブなデザインとなっている。インテリアはダークグレーを基調に、クロムメッキ&メタル調の装飾や4眼独立メーターを採用するなど、スポーティかつテクニカルな空間を演出。また、6:4分割タイプのリアシートの多彩なシートアレンジ、狭い場所での荷物の出し入れに便利なガラスハッチタイプのバックドアなど、ユーティリティも充実している。駆動形式は2WD(FF)と4WDが設定され、2タイプの1.8Lエンジンと、4速ATまたは6速MTとの組み合わせにより走りの楽しさを追求。国土交通省「超-低排出ガス車」の認定を受けるなど(Sグレード)、環境への配慮も忘れない。
スモールカーが優位な現在のクルマ市場において、ヴォルツの若者へ向けた新しいジャンルの提案は、どのように受け入れられるだろうか。 |
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